丹沢病院で無資格のケアワーカーから入職し、看護師になりたいと思うようになり、当時は准看護師学校があったため、働きながら看護師資格を取得しました。主任を経て、現在は師長として急性期治療病棟の病棟管理を任せていただいています。

常に、患者様への思いやりと気づきと優しさを忘れないことをモットーとし、何気ない患者様からのお言葉に癒されながら、看護させていただいております。

今、精神科は変容の時期を迎えています。高齢化、長期入院の方が多い中、お一人お一人の生活を見直し、社会復帰に向けて取り組んでおります。

社会の受入れ態勢が未整備な状況での難しい退院支援に、スタッフ共々頭を悩ませながら努力しています。

精神科領域は目に見えない部分の治療である分、コミュニケーションが大切です。

日々の変化を捉えながら関わっていく中、患者様との信頼関係が築けたり、お互いの思いが通じたりした時などは、この上ない喜びを感じます。

今後もこのような小さな喜びを重ねながら、スタッフと共に、明るく、楽しく仕事ができるように努めていきたいと思っています。

入職して数年、精神科看護の難しさと奥深さと共に楽しさも感じながら日々勤務しています。

入職当初は子供も小さかったので病棟での15時までの非常勤勤務でしたが、子供の成長に合わせ少しづつ勤務時間や日数も増やし、日勤常勤として訪問看護室を経て、現在は精神療養病棟の主任として勤務しています。

子供の病気など急なお休みや勤務変更をすることもありますが、快く応じてくれます。また、残業もほとんどなく定時で帰れるので、仕事と家庭の両立がしやすい職場環境だと思います。

院内研修も勤務時間内で多職種で行われることが多く、多方面での知識向上に役立っています。

これも子育て世代には嬉しい体制です。

看護学校を卒業後、一般病院で７年程度勤務し、その後老人保健施設の勤務を経て、丹沢病院に入職しました。

入職のきっかけは、家庭を持つにあたり、仕事だけでなく、家庭生活も充実させたいと思ったことです。

一般病院時代、残業は当たり前で、休みも取りにくい時期も多々ありました。

しかし今後も長く、安定して仕事をしていくにも、また家庭を支えていくためにも、ゆとりのある職場で働きたいと考えました。

現在も勤務中は忙しいこともありますが、一般病院時代に比べると残業などはほとんど無くなりました。

休日も多いため、自分の時間が持てるようになり、仕事にもプライベートにも充実した時間を過ごせています。

精神科看護は全く初めての上、４０歳手前での転職に不安もありましたが、新人研修が充実していたことと、その後の院外研修への参加や先輩ナースからの温かい御指導により、精神科看護を基礎から学ばせていただきました。現在は師長として病棟管理をさせていただいております。

これからも経験を積んで、より良い看護を提供できたらと思います。